ウクレレ作り いくらかかる?2 趣味にはお金がかかる物です!

ネックの制作

それではネック作りです。ネックはSPF材 1x4です。今回はストラトキャスターのウクレレなので、ジャズマスターなどでお馴染みのヘッドです!

線の少し外を丸ノコとノコギリを使って切り落とします。

ネックの制作画像1

ウクレレやギターなどを作られる方は、一番嫌いな作業がフレットの溝切ではないでしょうか。

ウクレレを何本か作るうちにこの作業がいかに神経を使い、くたびれるかということに気づきました。

そこで考えたのが溝切のガイド。

説明するのが難しいのですが、要するに溝を切るのが楽になりフレット間の幅や溝の位置、溝の深さが毎回一定になる道具を自作しました。

ノコギリの刃がぶれずに当たり、角度もずれずに溝が切れて深さも一定です。

フレットの溝切 自作ウクレレ

さあ、溝が切れました。溝にフレットを打ち込み指板は ほぼ完成です。この後ネックと指板を接着します。だんだん形になってきましたねー!

フレットの打ち込み 自作ウクレレ

ポジションマークは100均のネイルコーナーの物を流用です。ウクレレとは無関係の物でも使えそうなら流用できるのが自作のいいところ!

ポジションマークの穴あけ 自作ウクレレ

フレットのバリとネックを削り仕上げます。もう切るか削るかです。本当にずっとそればっかりです。

自作ウクレレ フレット削り中

トップとバック板の接着

サウンドホールはFホールにします。 最近はテンプレートを作ってトリマーで削ってます。そしてボディーと接着。

ボディーの接着はコンパネで挟み、ボルトとナットで締めこんで圧着することにしました。

ボルトは90ミリの長さの物を15~16本使って全体的に圧をかけています。

自作ウクレレ ボディー接着中

はみ出たボンドとトップとバックも板も削ります。

サンドペーパーを徐々に目の細かい物に変えていきます。

自作ウクレレ ネックとボディー

ネックポケット

ネックとボディーを接合するためのネックポケットが必要なのでテンプレートに固定してネックポケットをトリマーで掘っていくのですが、これがかなりの爆音です。しかい近所付き合いが上手くいっているおかげか苦情は来ませんでした。

ウクレレ自作 ネックポケット

トリマーがないとネックポケットを作るのが困難です。ネックポケット無しでネックを接着して作ることもできますが、それはまたの機会に。

ネックポケットにネックがきちんと収まるか仮あわせ中

ウクレレ自作 仮組

さあ、これまでに いくらかかったでしょうか。これまでにかかった金額の発表です。

現時点のコスト

  • ボディー材 SPF2x10 320ミリ 約350円
  • トップ材 桧300ミリ 約120円
  • バック材 桧300ミリ 約120円
  • ネック材 SPF 1x4 450ミリ 約40円
  • 指板 フローリング材 チーク 約100円
  • フレットワイヤー約200円 
  • 合計 930円

あと少しで1000円をオーバーします。今まで何も考えてえてなかったので、この時点で1000円近くかかっているとは思いませんでした(笑)

完成まであと少し。次回へ続きます!! ⇩

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