毎週コツコツ作るウクレレですが、今週はフレットを打ち込みます。
フレットについて
フレットはこのようにカットした状態で売られているものと、ワイヤー状態の物でカットして使う物が売られています。
どちらがよいかは使う人の好みですが、最近はウクレレをたまにしか作らないのでカット済みのものをその都度買っています。
どちらを買うか迷うのであれば、仕入れるときの金額で決めればいいと思いますが、ワイヤー状で売っているものは2~3本分の指板を作れる長さで売っています。今後、何本も作るならワイヤー状のものを買うことをお勧めします。

フレットは、押さえるだけでかなり正確な音程が出せますよ!という目的で打たれています。ということを以前の記事に書きました。フレット位置の決め方などが書いてあるので気になる方はそちらも見て下さい!

誰が考えたかは知りませんが、フレットのおかげで誰でも同じ音程が出せてしまうのは素晴らしい発明ですね。そのフレットを横から見たのが下の図

フレットを打つために切った溝『スロット』に、フレットの足の部分『タング』が入ります。
それだけでは抜けやすいので、抜け防止のための『スタッド』 が付いていて溝に食い込むことで抜けにくい構造になっています。
ただし、ノコギリの刃が厚すぎると溝の幅も広くなりフレットが抜けやすくなったり打ちこんでも決まらないことがあるので、用意したフレットにあう丁度よい刃の厚みのノコギリを探してください。
ノコギリの切り幅は?
ー 参考までに ー
今、使っているフレットの溝を切るノコギリの切り幅は0.49ミリのノコギリです。ウクレレ、マンドリン用のフレットワイヤーをいろいろな所から買いましたが、この厚みにのノコギリにしてから、きつくて打ち込めなかったりスカスカになったりという失敗はありません。フレットワイヤーの幅はだいたい1.6~1.7ミリの物を購入しています。
まあ、あくまでも参考ということで、ノギスなどがあればフレットを計ってからフレットの幅に合う溝を切った方がいいですね!
フレットの打ち込みます。
フレットを打ち込むときフレットと指板に傷をつけないためにプラスチックハンマーで打ち込みます。
フレットワイヤーを打ち込むのに、強い力は必要なく小さなものの方が使い勝手がいいので、100均のプラスチックハンマーを愛用しています。笑
フレットに傷がつくと弦が痛むのが早くなるのでプラスチックハンマーが無い場合は端材などを当ててたたきましょう。

それではまた来週あたり、記事をかけるようにウクレレ作り頑張ります!
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